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 京王電鉄の子会社・京王観光の一部の支店が、団体旅行でJR各社を利用する際にツアー参加者を少なく見せかける不正乗車を長年続けていた疑いが浮上した。京王観光は朝日新聞の取材に不正乗車があったと認めたが、規模などの詳細は「調査中」としている。今週発売の週刊文春によると、被害額は2億円以上になる可能性があるという。

 京王観光によると、不正があったのは少なくとも大阪と大阪西の2支店(2支店は昨年11月に統合)。JR各社は京王観光に発券業務を委託しているが、これらの支店はツアー参加者の切符を発券する際、実際の人数より少ない枚数で発券していた。

 切符は同行する添乗員ら社員がまとめて保管し、係員がいる改札口で一度に提出。駅員は信頼関係から人数と切符の枚数が合っているかの確認をしていなかったため、不正乗車が可能だった。発券した切符の代金はJR各社にまとめて後払いする仕組みで、京王観光は過少発券分しか支払っておらず、ツアー客から集めた料金との差額が同社の不当な利益になっていたとみられる。

 不正は昨年6月ごろ、社内の定期検査で発覚。8月にJR西日本に報告し、その後JR各社に伝えられた。観光庁には今月8日に報告されたという。

 京王観光は不正総額を明らかに…

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