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 筑波大学から仏東部ブザンソンに留学していた黒崎愛海(なるみ)さん(当時21)が2016年12月から行方不明になっている事件で、仏地元紙レストレピュブリカンは9日、関係筋の話として、チリ人で元交際相手のニコラス・セペダ・コントレラス容疑者の消息が数カ月前からわからなくなっていると報じた。

 同紙によると、セペダ容疑者はチリ北部の自宅や首都サンティアゴの職場にも姿を見せていないという。

 事件をめぐっては、仏検察が殺人容疑でセペダ容疑者を国際指名手配。仏当局は捜査のための判事を派遣し直接尋問できるよう、チリへの要請手続きを進めている。セペダ容疑者は16年12月に帰国したが、チリ当局は容疑者の拘束や仏への引き渡しに応じていない。

 チリの司法当局によると、セペダ容疑者が出国した形跡はないが、監視対象ではないため居場所の詳細はわからないという。(パリ=疋田多揚、サンパウロ=岡田玄)