【動画】火災原因究明に活用されるホビー用超音波カッター=宮沢崇志撮影
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 焼け跡から火災の原因を突き止めるには、多くの労力が必要だ。スムーズに作業を進めるのに役立ててもらおうと、愛知県の会社が火災原因調査セットを開発した。プラモデル工作などに使われる超音波カッターを活用したという。

 作ったのは、超音波工具を製造・販売する「エコーテック」(愛知県豊橋市)。ホビー用超音波カッターの最大手で年間約8千台を販売する。

 「消防向け」を手がけたきっかけは、営業企画部次長の三浦宏樹さん(47)が、地元消防団に加わったことだ。消防に本業が役立つかもしれないと、インターネットで「消防」「超音波カッター」と検索。総務省の消防白書に火災原因の究明に超音波カッターが活用できるという記述を見つけた。

 火災現場で原因を探る際、残された家電や配線機器は溶けて変形しているため、ネジやビスを外せず、解体に苦労する。工業用ドライヤーで溶かして内部を調べることもあるという。

 刃に毎秒4万回の振動を与える超音波カッターなら、刃先と対象物の間に摩擦熱を発生させ、溶かし切ることができる。三浦さんは「プラスチックがバターのように切れるというイメージ」と説明する。

 東京消防庁や地元の消防本部な…

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