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患者を生きる・食べる「大石静と腸閉塞」(5:情報編)

 腸がふさがり食物などが通らなくなる「腸閉塞(へいそく)」は、詰まった部分に食物や消化液などがたまって腹部が張り、激しい腹痛や吐き気を伴うことが多い。厚生労働省の推計では、2014年には人口の1%弱が腸閉塞を患っていた。

 原因で多いのは腹部にある臓器の手術後に起きる癒着だ。手術で腹壁などに傷がつくとその周囲から傷口を修復しようとするたんぱく質が分泌される。それが腸を傷口や腹壁、腸の他の部分に癒着させる。腸がそこを中心に折れたりねじれたりすると腸の内部がふさがってしまう。ほかに、足の付け根の部分に腸が飛び出す「鼠径(そけい)ヘルニア」や、大腸がんが原因になることもある。

 腸が強くねじれるなどして血液が流れなくなる「血流障害」が起きた場合は、原因にかかわらず一刻も早い治療が必要だ。「放置すると腸が壊死(えし)して穴があき、腸内細菌が漏れて腹膜炎が起きる。腸内細菌が血管内に入り全身に回ると、全身の感染症『敗血症』になって死に至る恐れもある」。聖マリアンナ医科大東横病院(川崎市)の古畑智久教授(54、消化器・一般外科)はこう警告する。

 血流障害がなければ、腸に詰ま…

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