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 プロ野球草創期の伝説的な名投手で、三重県伊勢市出身の沢村栄治(1917~44)の等身大ブロンズ像が、5月中旬に同市の近鉄宇治山田駅前にお目見えする。左足を高く上げるフォームから繰り出す快速球と大きなカーブを武器に、日本人選手はもちろん、米大リーグの猛者たちをきりきり舞いさせた「雄姿」が没後75年の年によみがえる。

 ブロンズ像は台座の部分を含めて高さ315センチ。像の重さは約400キロで、像の中にステンレスの芯を通すことで強度を保つ。NPO法人「沢村栄治顕彰会」が資金を集め、富山県高岡市の芸術工芸品製造「四津井」が作っている。

 顕彰会は2008年に地元の有志によって作られた。今は駐車場になっている沢村の生家跡に石碑を建てたほか、沢村の生誕100年にあたる17年には、生家跡に近い明倫商店街に「人に負けるな、どんな仕事をしても勝て、しかし堂々とだ」という沢村の言葉を刻んだ石碑を建立した。

 当初、沢村の生誕100年に合わせてブロンズ像を建てる予定だったが、資金繰りの関係で延期されていた。牧戸福司理事長は「思った以上に制作費がかかり、完成が先延ばしされていた。平成から新たな元号に変わる節目の年に、お披露目ができるまでに何とかこぎ着けた」と話す。

 ブロンズ像の除幕式には、愛媛…

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