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 虫歯や歯周病の予防、歯の美白、口臭の軽減……。ドラッグストアの棚にはさまざまな特徴をアピールする商品が並び、目的に合った歯磨き粉が選べます。みなさんが選ぶポイントは何ですか?

 JR新大阪駅近くのキリン堂新大阪宮原店(大阪市淀川区)の歯磨き粉売り場には、約200種類の商品が並んでいた。

 アピールポイントも様々だ。例えば歯周病の予防。口の中で細菌が塊になった歯垢(しこう)がたまるのが原因となり、悪化すると歯がぐらぐらして抜けてしまう病気で、予防には口内ケアが大切だとされる。

 キリン堂商品部チーフバイヤーの江川洋さん(47)は「歯磨き粉の総販売額の半分は歯周病ケアが売りの商品」と言う。歯ぐきの腫れなどを実感するのか、中高年層によく売れる。80歳で20本以上の歯を残そうという「8020運動」の広がりも後押ししている。

 歯磨き粉はかつて「一家にひとつ」が一般的だったが、江川さんによると、最近は家族一人一人が選ぶようになった。

 たばこで汚れた歯を白くしたり、知覚過敏を予防したりする効果がある商品など、値段が高いものもよく売れ、市場は盛り上がっているのだという。調査会社の富士経済によると、2018年の歯磨き粉の国内販売額は856億円を見込む。10年前と比べ約180億円増加した。

 江川さんによると、ここ最近伸びたのは、口臭ケアをうたう商品だ。キリン堂でも販売額が過去5年で約4割増えた。臭いにより周囲を不快にさせる「スメルハラスメント(スメハラ)」という言葉も定着し、昼食後、職場で歯磨きする人が増えているのも追い風になっている。(辻森尚仁)

フッ素増やし虫歯予防

 グラクソ・スミスクラインの「薬用シュミテクト歯周病ケア」は、従来製品の1.5倍の高濃度フッ素が配合されているのが特徴だ。虫歯の原因となる歯垢(しこう)の細菌の活動を抑えられるという。薬用成分などで歯がしみるのを防いだり、歯茎の健康を保ったりする効果もアピールしている。ミント風味。598円。

歯周病菌を殺菌し除去

 サンスターの「ガム・デンタルペースト」は、歯周病菌を殺す薬用成分が配合されている。破壊した菌の破片が再び歯周病を引き起こすのを防ぐため、この破片も吸着除去する。歯ぐきの炎症も防ぐ。歯磨き粉が口の中に広がりやすいように工夫したという。298円。

すっきり塩味、口臭予防も

 第一三共ヘルスケアの「クリーンデンタルLトータルケア」は、すっきりした塩味が特徴。高濃度フッ素と計10種類の薬用成分が含まれ、歯槽膿漏(しそうのうろう)や歯肉炎、歯石の沈着、虫歯などを防ぐ。口臭の予防にも効果があるという。1280円。

歯ぐきの細胞を活性化

 ライオンの「システマハグキプラスハミガキ」は、薬用成分が歯ぐきの細胞を活性化し、腫れや出血も抑える。歯と歯ぐきの間にある溝にたまりやすい歯周病菌などを殺菌する効果もあるという。刺激の少ないハーブ風味。598円。

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キリン堂の売れ筋商品の中から選びました。価格はキリン堂の店頭実勢価格(税抜き)

歯磨き粉の売れ筋ランキング

①薬用シュミテクト歯周病ケア90g(グラクソ・スミスクライン)   598円

②ガム・デンタルペースト120g(サンスター)          298円

③アパケアーA120g(サンプラザ)               980円

④クリーンデンタルLトータルケア100g(第一三共ヘルスケア) 1280円

⑤システマハグキプラスハミガキ90g(ライオン)         598円

※キリン堂全店の2018年3~12月の販売ランキング。価格は同店での店頭実勢価格(税抜き)。(きりとりトレンド)