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 マイクロプラスチックによる海洋汚染など、プラスチックごみの問題がクローズアップされるなか、注目されているのが「生分解性プラスチック」だ。用途に合った使い方をすれば、環境負荷を減らせると期待されている。

 栃木県益子町の共和化工益子事業所に、生ごみを発酵させて堆肥(たいひ)にする施設がある。週4回、町内の家庭から出る生ごみが、町指定のごみ袋に入って運ばれてきて堆肥と混ぜ合わされ、タンクに投入されていく。生ごみは袋に入ったままだ。秘密は袋の素材にある。生分解性のプラスチックでできているからだ。

 生分解性プラスチックはトウモロコシなど植物を原料にするものや、植物油を原料に微生物体内で生成されるもの、石油を原料にするものなどがある。微生物が分泌する酵素によって水と二酸化炭素(CO2)に分解され、跡形もなくなる。

 益子町の施設では、ごみが詰まった袋をタンクに投入してから1週間もすると袋は見えなくなり、タンクから出して30日ほどで堆肥が出来上がるころには完全に分解されているという。

 6年前に益子町が生ごみの堆肥化を始める際、共和化工から生分解性プラ袋を使用するよう提案された。通常のプラ袋だと、取り除いた後は燃やして処理することになる。法師人(ほうしと)弘副町長は「視察に行った自治体では、バケツに生ごみを入れて回収していた。袋に入れた方が衛生的だし、生分解性プラスチックの袋ならごみにならない」。

 共和化工の吉村俊治社長は「生ごみを堆肥にして大地に戻すという循環を作ることが大切だ。そういう仕組みが増えなければ、生分解性ごみ袋も普及しない」と指摘する。

生分解性プラを使えば、プラごみ問題は一気に解決しそうですが、そう簡単にはいかないようです。何が課題なのでしょうか。

 日本で最も生分解性プラスチッ…

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