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 新婚家庭を神様に扮した中学生が訪れ、面白おかしくご祝儀を催促する小正月行事「おかたぶち講」が13日夜、山梨県富士吉田市小明見の向原地区であった。

 昨年4月に結婚した加藤由大さん(27)、美香さん(27)に、てんぐやおかめの面をかぶった中学生5人が向き合い、親戚や近所の約20人が取り囲んだ。

 「これをお納め下さい」と男性が祝儀を差し出すが、てんぐは首をかしげ、おかめも鬼も首を振った。祝儀を載せた盆を放り投げると、ヒノキの枝を畳に打ちつけ、「増やさないと散らかすぞ」と騒いだ。増額のたびに「どうかな、どうかな」「あれあれ、あれあれ」と周りがはやしたて、枝をたたき続けた神様は5回目でやっと納得した。

 てんぐ役は地元の明見中2年の羽田大輝さん。「思い切り暴れて面白かった。すぐにOKしちゃだめだと先輩に言われていました」と笑った。(河合博司)