拡大する写真・図版 「盛安本源氏物語絵巻・夕顔残欠巻」(部分)で描かれた、亡くなった夕顔と嘆き悲しむ光源氏

[PR]

 江戸時代初期に描かれ、全容がわからないこともあって「幻」とも呼ばれる「盛安本源氏物語絵巻」のうち、ヒロインの一人である夕顔の死を描いた場面が新たにフランスで見つかった。源氏物語絵巻で不幸な場面を描いたものは、極めて珍しい。

 横たわる夕顔や死を嘆く光源氏、駆けつける家臣、建物の内装などが精巧に描かれた図は縦35センチ、横132センチ。保存状態はよく、金がふんだんに使われている。仏のコレクターが購入後、美術史家のエステル・ボエールさんを介して佐野みどり学習院大教授(日本美術史)が調査。画風などから盛安本の夕顔と確認した。

 佐野教授によると、多くの源氏…

この記事は有料会員記事です。残り262文字
ベーシックコース会員は会員記事が月50本まで読めます
続きを読む
現在までの記事閲覧数はお客様サポートで確認できます
この記事は有料会員記事です。残り262文字有料会員になると続きをお読みいただけます。
この記事は有料会員記事です。残り262文字有料会員になると続きをお読みいただけます。