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 下咽頭(いんとう)がんと肺がんを患ったのに原爆症の認定申請を却下されたのは違法だとして、長崎市の男性が国に却下処分の取り消しを求めた訴訟の第1回口頭弁論が15日、長崎地裁(武田瑞佳裁判長)であった。男性は他のがんについての原爆症認定申請の却下処分取り消しも求め、2014年から同地裁で係争している。

 原告は長崎市千歳町の亀谷武さん(77)。訴状によると、亀谷さんは3歳のときに爆心地から約4キロの長崎市稲田町で被爆。被爆前は健康状態に問題はなかったのに、1998年に舌がん、2017年に下咽頭がん、18年に肺がんを患い、それぞれ原爆症の認定申請をしたが却下された。

 国側は請求の棄却を求め、追って提出する準備書面で詳しい主張を明らかにするとしている。(横山輝)