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 世界のコーヒーの野生種の少なくとも6割が干ばつや病気などによる絶滅の危機にあると、英キュー王立植物園などの研究チームが17日、米科学誌サイエンス・アドバンシズに発表した。野生種は品種改良に必要で、近い将来、温暖化に耐えうる新種の開発などができなくなる可能性もある。将来はおいしいコーヒーにありつけなくなるかもしれない。

 国際自然保護連合(IUCN)が絶滅の恐れがある野生生物を記載した「レッドリスト」のデータをもとに、シミュレーション解析しつつ、現在の保護状況を調査した。

 植物全体で絶滅の危機にある種は22%なのに対し、コーヒーは野生種124のうち、少なくとも6割にあたる75種が絶滅の危機にあると判断された。とくにマダガスカルとタンザニアでは7割を超えるという。

 野生種の7割は、エチオピアなどにある保護地域の限られた場所にあり、数も限定されている。研究チームは「野生種は病気や害虫、気候変動の影響に対応できる新種の開発に必要だが、それがいま失われようとしている」と警告している。

 論文は、米科学誌サイエンス・アドバンシズ電子版(http://advances.sciencemag.org/content/5/1/eaav3473別ウインドウで開きます)で読める。(杉本崇)