「いちごの日」に「いちごさん」インスタ映えでPR

杉浦奈実
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 「いちごの日」の15日、佐賀県産のイチゴ新品種「いちごさん」のカフェが東京・南青山に期間限定でオープンした。首都圏での知名度を高めるのが狙い。19日まで「インスタ映え」する仕掛けや特製のシュークリームなどが楽しめる。

 カフェは「GLAMPING CAFE 153 From SAGA」。流行の発信地・東京から、いちごさんの認知度をあげようと、県が企画した。SNSでも話題になるよう、いちごさんをイメージした風船や小型テントが並ぶ可愛らしい雰囲気のなかでシュークリームや、特別ブレンドのコーヒーを味わえる。

 オープニングには女優の本仮屋ユイカさん(31)と、高梨臨さん(30)が登場した。いちごさんを食べた本仮屋さんは「甘さのなかに酸味もあって、すごく華やか」。高梨さんは「かんだ瞬間にじゅわっと。みずみずしさ、果汁がすごい」と声を弾ませた。

 一緒に登壇した山口祥義知事は取材に対して、「生産者が減っているなか、いちごさんは希望。消費地での評価を高め、生産地での拡大にもつなげたい」と期待を込めた。

 SNSでイベントを知ったという東京都葛飾区の宗像寿美子さんは、カフェでシュークリームを注文した。「クリームのバランスが良く、飽きずに食べられました」。水戸市の村山智代さん(39)は、ピンクや赤の風船に「イチゴっぽくて可愛い」と喜び、風船の近くではしゃぐ2歳の娘にカメラを向けていた。

 いちごさんは7年の開発期間を経て昨秋にデビューした。鮮やかな赤色と形の良さ、ジューシーさが特長。今年度は県内の166戸が約900トンを生産する予定で、出荷はこれからピークを迎える。(杉浦奈実)

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