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 トランプ米大統領は20日、任期の折り返しとなる就任2年を迎える。2020年の大統領選で再選を目指すトランプ氏にとって、19年は正念場だ。昨年の中間選挙の敗北がもたらした「ねじれ議会」をどう乗り越えるのか。次の大統領選へ向けて何を打ち出すのか。16年の前回大統領選を仕切り、政権発足後は首席戦略官としてトランプ氏を支えたスティーブン・バノン氏に聞いた。(ワシントン=土佐茂生)

 首都ワシントンの連邦議事堂に近い住宅街。バノン氏が「大使館」と呼ぶ民家の一室で迎えてくれた。

 政権内の衝突で首席戦略官を辞めたのは17年8月。トランプ氏と連絡を取り合っているのかと尋ねると、「私は100%トランプ氏支持だ。個人的な会話の中身は明かせない」と語り、笑顔を見せた。16年の大統領選に介入したロシアとトランプ氏陣営の関係をめぐる「ロシア疑惑」の捜査が進んでいるため、トランプ氏や政権幹部との連絡は弁護士を介しているという。

 昨年11月の中間選挙では、トランプ氏率いる与党・共和党は上院で過半数を維持したものの、下院では野党・民主党に大敗を喫した。その結果、上院では共和党、下院では民主党が過半数を握る「ねじれ議会」になった。

 バノン氏は険しい表情でまくし立てた。「共和党のエスタブリッシュメントは分かっていない。民主党の左派は、トランプ氏の政策によって今後20年、30年にわたって人生を変えられてしまうと理解していた。だからこそ民主党は、共和党の候補者が会議室で議論している間、炎天下、何カ月間も一軒一軒を回り、汗をかきながらドアをノックし続けた。左派は素晴らしい仕事をしたんだ。米国の権力は常に『草の根』から生まれる。オバマ氏やトランプ氏もそうだ。今回は『反トランプ』という運動だった」

 「いま、あらゆる点で分断が起きている。互いに説得することは困難だ。そうなると、選挙は自分の支持者をいかに投票させるかの勝負になる。またデジタル時代において、もっとも重要なことはアナログな運動なんだ。オバマ氏やトランプ氏、中間選挙での(テキサス州の)ベト・オルーク氏もそうだ。デジタル時代には、信頼性、信用度というものがカギとなる。候補者が信頼性をもって、周りの『草の根』の人々を勇気づけ、熱狂させることができれば勝てる」

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