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 国内最高齢の神戸市立王子動物園の雄チンパンジー「ジョニー」が息を引き取った。動物園が15日発表した。チンパンジーの平均寿命は40~50歳程度とされるが、推定69歳。動物園では64年間、来園者に親しまれてきた。

 アフリカ生まれのジョニーは1955年、推定5歳の頃に来園。これまでに計9頭の子をもうけた。群れのリーダーを任じ、最晩年も運動場をこまめに見回るなど「頼れる存在」(園の担当者)だったという。飼育係は尊敬を込め、敬称をつけて「ジョニーさん」と呼んできた。

 昨年秋ごろから食欲が落ち、15日朝に死んでいるのが見つかった。老衰とみられるという。担当者は「園のシンボルとして、変遷を見守ってきてくれたチンパンジーだった」と悼んだ。17日以降、園内に献花台を設けるという。(野平悠一)