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 反骨のジャーナリストとして知られるむのたけじさん(1915~2016)の初の回顧展が26日、ゆかりの地の秋田県横手市で始まる。むのさんが生きた大正~平成の1世紀を、多数の遺品や当時の新聞で振り返る。東北の農村を拠点に「戦争絶滅」を訴えたむのさんの足跡をたどれる。

 「むのたけじ展」は、昨年春に遺族が横手市に寄贈した遺品の整理が進んだことから、同市教育委員会が企画、主催する。朝日新聞秋田総局などが後援する。

 会場の雄物川郷土資料館(雄物川町沼館)の特別展示室には、むのさんが1948~78年に同市で発行した新聞「たいまつ」や著書「詞集たいまつ」の原稿、愛用した眼鏡や時計、ラジオ、カセットテープレコーダーなどが並ぶ。新聞発行初期に使った手回し式の印刷機も置かれる。旧横手中時代の作文には、当時は同中学校の教師で、後に「青い山脈」などで流行作家になる石坂洋次郎=青森県弘前市出身=が添削した筆跡が残る。会場の壁は「夜が朝を生む」といった色紙約100枚が飾る。

 年譜には時代背景がわかるよう…

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