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 生活が困窮していたり、学習支援が必要だったりする子どもたちを支えるために、家と学校に次ぐ「第三の居場所」として使われる施設が、島根県内では初めて雲南市加茂町に設置される。4月のオープンを前に、公益財団法人B&G財団(東京都港区)から、開設費や今後3年間の運営費として計9千万円の助成決定書が15日、速水雄一市長に手渡された。

 施設の名称は「b&gうんなん」で、市加茂文化ホール・ラメール内に設けられる計画。市内の小学校低学年生の放課後の学習支援や、生活習慣づくり、食事の提供などをする。登録制で定員15人。要保護・準要保護世帯は無料で利用できる。学校教育の実務経験者ら常勤3人を含む計13人がスタッフを務める。

 第三の居場所は、子どもの貧困対策支援として、日本財団が全国100カ所の設置をめざしている。今回の事業もその一環で、競艇の収益金をもとにスポーツの拠点づくりなどを支援しているB&G財団と協働で進める。すでに10自治体の計12カ所で開設され、2018年度は、雲南市も含め10自治体の計11カ所が助成対象になった。

 助成決定書を受け取った速水市長は「助成を受ける3年の間に、広く認められる施設にして、その後も市としてしっかり運営していく」と述べた。(木脇みのり)