【動画】ケニアの首都ナイロビで、ホテル周辺から避難する人たち
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 アフリカ東部ケニアの首都ナイロビの高級ホテルなどが15日に襲撃された事件で、ロイター通信は16日、少なくとも15人が死亡、25人が負傷したと報じた。ケニア政府は、テロの可能性があるとみて制圧に乗り出し、「現場の安全を確保した」としている。

 地元警察によると、武装した集団は午後3時過ぎ、ホテルやオフィス、飲食店が並ぶリバーサイド地区を襲撃。少なくとも1人がホテルのロビー付近で自爆攻撃を起こし、複数がホテルに立てこもって発砲した。犠牲者の中には米国や英国籍の人もいるという。隣国のソマリアを拠点にテロ事件を繰り返すイスラム過激派「シャバブ」が犯行声明を出したという。

 マティアンギ内相は襲撃発生から約7時間後、「状況は統制下にあり、国は安全であると繰り返したい。テロには負けない」と報道陣に語った。

 現地の日本大使館などによると、襲撃されたホテルのすぐ近くには三井物産や日本貿易振興機構(JETRO)などの事務所があるが、15日夜時点で日本人の被害は確認されていないという。日本人駐在員の一人は「会社の近くで爆発音が聞こえたため、現地の従業員らとすぐに逃げ出して無事だった」と話した。(ナイロビ=石原孝