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(16日、卓球の全日本選手権ジュニア男子)

 高校生に競り勝って、どうだと言わんばかりの表情を見せた。11歳の松島輝空(そら、木下グループ)がジュニア男子(高校2年生以下)で8強入りを決めた。「負けず嫌いなので、勝つことに夢中でした」。小学5年での準々決勝進出は、昨年史上最年少で全日本王者となった張本智和(15=エリートアカデミー)以来2人目の快挙だ。

 小学生らしからぬすごみを見せたのは、高校2年生を相手にした5回戦の第4ゲームだった。4―9の劣勢に立たされながら、「負けている時は集中力が大切。一球一球、必死に考えた」。得意のバックハンドを軸に、逆転してみせた。白星をつかんでも笑顔は見せない。観客席を指さし、拳を握った。

 「大きな大会ほど、堂々と張りきる。緊張で自分のプレーができないということがない」とは父でコーチの卓司さん(38)だ。「でも、こんなにすごかったのかって」。京都府出身。143センチの小柄な体格ながら平日は4時間、土日は7~8時間の練習をこなすという。

 小学5年時の張本は8強止まりだっただけに、今回は記録更新の期待もかかる。ただ、「比べられるのは正直嫌い。気にせず自分の卓球をしたい」と松島。目標は、メダル獲得。17日、“張本超え”に挑む。