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 16日午後1時40分ごろ、東京都渋谷区千駄ケ谷5丁目の明治通りで歩道に乗用車が突っ込んだ。警視庁によると、歩行者ら20~80代の男女5人がはねられて負傷し、このうち20代と50代の女性と80代男性が重傷という。車を運転していた男性(79)も重傷、助手席に乗っていた妻(76)も軽傷を負った。

 原宿署によると、男性は事故直後、「ペットボトルのお茶を飲んだらフロントガラスに吐いてしまい、驚いてブレーキかアクセルを踏み抜いてしまった。その先の記憶はない」などと話したという。署は、アクセルとブレーキを踏み間違えたとみて自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致傷)の疑いで調べる。男性も搬送されており、回復を待って詳しく事情を聴く。

 現場は新宿高島屋の近くで、車は渋谷方向に走行中に中央線を越えて対向車線を横切って歩道に突っ込み、5人をはねたという。

 歩道に乗り上げた黒の乗用車は街路樹にぶつかって前方が壊れ、周りでは多くの警察官が鑑識作業をしていた。近くの店でアルバイトをしている男性(20)は「ドーンという音がして外を見たら、歩道の上で3人が倒れていた。悲鳴が聞こえ、頭から血を流している男性もいた」と驚いた様子で話した。

 現場を通りがかった男性(27)はけがをした男女4~5人を目撃した。中年の女性は頭から血を流して歩道上に横になり、中高年の男性はぐったりとした様子で座り込んでいたという。20~30代くらいの男性は自らもけがをしながら、他の人の止血などを手伝っていたという。