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 文化財防火デーの26日、奈良県斑鳩(いかるが)町の世界遺産・法隆寺で法要と防火訓練があった。1949年1月26日に金堂が炎上し、現存する国内最古の仏教絵画とされる金堂壁画(7世紀)が焼損して70年たつことを受け、今年は消防車による一斉放水が昨年修理を終えたばかりの中門(ちゅうもん、7世紀、国宝)前で行われた。

 文化財防火デーは49年の火災をきっかけに定められ、法隆寺では毎年、法要と訓練が行われてきた。

 この日は文化庁の宮田亮平長官も参加。金堂と、焼けた壁画を保管する収蔵庫で法要が営まれ、その後に防火訓練が行われた。大野玄妙(げんみょう)管長は「国民一体となって貴重な文化財を守っていきたいです」と話した。

 法隆寺は2015年から、文化庁と朝日新聞社の協力のもと、焼損壁画の最適な保存環境などを最新科学で探る初の総合調査を進めている。27日には調査の中間報告が発表される予定。(根本晃)