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 訓練中の陸上自衛隊員1人が死亡、隊員やスキー客ら11人が負傷した草津白根山(群馬県草津町)の本白根山が噴火してから23日で1年――。1月の週末、ふもとの草津温泉(群馬県草津町)のバスターミナルでは、東京方面などから大型バスが着くたび、旅行カバンを手にしたカップルや家族連れ、外国人観光客らでごった返していた。

 日本を代表する名湯・草津温泉街の中心にある湯畑。源泉が流れる木製の湯樋(ゆどい)から上がる湯煙と硫黄のにおいが、独特の温泉情緒を演出する。湯畑を背景に自撮り棒で撮影する人、足湯を楽しむ人……。若者の多さが目を引く。

 湯畑で出会った茨城県の30代の夫婦は「噴火があったことは知っていますが、ここまで噴石などの影響はないでしょう」。他の客も「噴火は気にならない」「有名な草津温泉に一度は来たかった」などと笑顔。本白根山から5キロほど離れた温泉街に、目に見える1年前の災害の痕跡はない。

観光客数、復活へ期待

 草津町の黒岩信忠町長は2010年に就任後、路地をはじめ湯畑周辺の景観づくりに力を注いだ。日帰り共同湯やイベント広場を整備。就任当時は260万人台に落ち込んでいた観光入り込み客数は300万人を超すまでになった。

 とはいえ草津温泉旅館協同組合…

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