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 豊臣秀吉が築いた大坂城跡(大阪市中央区)で、1596年の慶長伏見地震とみられる痕跡がみつかっていたことがわかった。調査した大阪文化財研究所(大阪市)によれば、激しい揺れで地層は波打つように変形し、建物から落ちたとみられる金箔(きんぱく)瓦は、復旧工事の際に地面の上に敷き詰められていた。大坂城跡で地震痕跡がみつかるのは珍しく、巨大地震の被害や復旧の様子を知る貴重な資料として注目されそうだ。

 城の北西部にある追手門学院小学校の新校舎建設工事に伴い、2017年12月~18年1月に約300平方メートルを発掘調査した。

 現地は豊臣家重臣の屋敷や役所、伏見と大坂を結ぶ京街道などがあったとされる重要な地域。秀吉時代の地層が、45センチ以上も高低差が出来るほど大きく波打った状態で出土し、周期が短く、激しい横揺れに遭ったとみられる。

 また、この地層を平らにした場所から、巴(ともえ)紋の金箔の丸瓦(直径約17センチ)14枚が金箔面を上にして敷き詰められた状態で出土した。屋根の軒先を飾る軒丸瓦の頭部分だけが使われ、城内の建物から落ちた瓦を再利用した可能性が高い。この場所はしばらくして再度整地されたが、その上層に1598年の城の拡張工事の整地層があることから、同研究所は、波打った地層は慶長伏見地震の揺れで生じたもので、金箔瓦は直後の復旧工事で敷かれたとみている。

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