【動画】噴煙を上げる口永良部島の新岳=熊倉隆広撮影
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 気象庁は17日午前9時19分ごろ、鹿児島県屋久島町の口永良部(くちのえらぶ)島の新岳(しんだけ)が噴火したと発表した。火砕流も発生したが、集落には達しておらず、噴火警戒レベルはそれ以前の3(入山規制)を維持している。

 福岡管区気象台によると、噴石は火口から約1キロ飛び、火砕流も火口から南西と北西側に約1・5キロ流れたが、集落や海岸には達していない。噴煙は高さ500メートルまで上昇し雲に入った。気象衛星画像では高さ6千メートルを観測したという。

 火山性地震や火山ガス(二酸化硫黄)の放出量も多いことから、今後も同規模の噴火が発生する可能性があるとして、注意を呼びかけている。

 屋久島町口永良部島出張所は噴火後、一部地区を除いて島全域に防災無線で自主避難を呼びかけていたが、午前11時に自主避難を解除した。担当者は「噴火直後、空振で出張所のガラス窓が『ドン』『みしみし』と鳴った。昨年12月の噴火より火砕流、噴煙ともに規模が大きいことを目視で確認した」と話した。

 口永良部島では2015年5月に爆発的な噴火が発生。警戒レベルを5(避難)に引き上げ、全住民が島外に避難した。昨年10月21日には約3年ぶりに噴火。12月18日にも火砕流を伴って噴火し、約100人の住民が島内の避難所に自主避難した。

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