[PR]

 発達障害などが理由で「通級指導」を受ける小中学生が増えるなか、文部科学省は指導できる教員の数を増やそうと、専門性を高める取り組みを始める方針を固めた。教員が一定の講座などを受ければ「履修証明」を出す制度をつくるほか、細かいマニュアルを策定し、指導計画を立てやすくすることなどを検討しており、早ければ2020年度から順次、実施する。

 通級指導は通常の学級に所属しつつ、週に数回はクラスを離れ、別室などで友人との円滑なコミュニケーションの仕方や、自分の障害の特性などについてグループや個別で学ぶ。「一方的に話す」「文字を書くことや読むことが難しい」といった発達障害がある子のほか、視力や聴力に比較的軽い障害がある子らが対象だ。対象の子どもは07年度は約4万5千人だったが、17年度は約10万9千人と、10年で約2・4倍に急増しており、中学生に限ると約5・5倍に増えた。特に、学習障害(LD)や注意欠陥・多動性障害(ADHD)が理由の子どもが増えている。

 一方、校内で通級指導を受けられる公立の小学校は全体の22%、中学校は9%で、他校に通うか、希望しても受けられないケースが多い。また、専門の免許を持つ教員が教える特別支援学校と異なり、通級指導は通常の小中の教員が担うことが多く、教員の数と専門性が課題となっている。

 文科省はこのため、通級指導を…

980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら