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 2008年北京パラリンピック・自転車競技金メダリストの石井雅史さん(46)が17日、東京都大田区本羽田3丁目の萩中小学校で、自転車事故防止に向けた蒲田署のイベントに登場した。交通事故に遭った経験をもとに、児童約300人にヘルメット着用の大切さなどを訴えた。

 競輪選手だった石井さんは01年、自宅近くで練習中に車と正面衝突し、一時意識不明になった。記憶が途切れるなど脳に障害が残ったが復帰し、北京大会で世界新記録を出すなど、活躍を続けている。

 石井さんは、事故後に医師から「ヘルメットがなければ即死だった」と言われたことを明かし、正しい着用の仕方を指導。蒲田署員と共に、ブレーキの利き具合など乗る前の点検の大切さや2人乗りの危険性なども説明し、「ルールを覚えて、自分で自分の身を守ることをしっかり身につけてほしい」と訴えた。6年の斎藤悠斗さん(12)は「乗り方やルールを学び、安全に気をつけて生活しようと思った」と話した。(稲垣千駿)