名古屋でホテル建設続々 訪日客に期待 供給過多の声も

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友田雄大
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 名古屋市中心部でホテル新設が続いている。リニア中央新幹線の開業や訪日外国人の増加を見込んだ動きだ。建設ラッシュともいえる状況で、一部では供給過多を心配する声も出る。個々のホテルはライバルと差別化しようと、部屋の広さや内外装で工夫を凝らす。

 名古屋市中区。都心部に新設された「ホテルJALシティ名古屋 錦」では、開業前日の17日にテープカットがあった。地下鉄伏見駅の徒歩圏内で、名古屋駅からも近い。一泊1万2千円ほど。大きめのバスルームや4Kテレビが売りだ。大山哲生・総支配人は「シングルルームがなく、いずれも広めの部屋を用意した」とアピールする。

 JALシティ運営会社は今回開業するホテルから徒歩でわずか数分の場所に、別ブランド「ニッコースタイル」のホテルを建設中。アパグループは、名古屋駅周辺にアパホテルを計3棟新設する。不動産サービス大手のCBREによると、名古屋市のホテル客室数は2016年に1万9千室程度だったが、17年から20年前後までに新規の開業分で6千室ほど増えるという。

 足もとの愛知県のビジネスホ…

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