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 ネット上で漫画などを無料で読める海賊版サイトに誘導する「リーチサイト」を運営したなどとして、著作権法違反(公衆送信権の侵害)などの罪に問われた被告の男3人の判決が17日、大阪地裁であった。飯島健太郎裁判官は「際だって大規模で、社会に大きな影響を及ぼした」と述べ、いずれも実刑を言い渡した。

 出版業界などへの損害が問題とされるリーチサイト運営の違法性を認めた司法判断は初めてという。海賊版が広がる現状に警鐘を鳴らした形だ。

 3人の判決は、リーチサイト「はるか夢の址(あと)」を運営した和宇慶真(わうけまこと)被告(23)と成合太彰(なりあいたかあき)被告(24)にそれぞれ懲役3年6カ月(求刑懲役4年6カ月)と同3年(同4年)、投稿記事の編集などサイトを管理した吉井雄一(よしいゆういち)被告(39)は同2年4カ月(同3年)。

 判決によると和宇慶被告らは2016年3月~17年7月、複数の投稿者と共謀し、サイトに人気漫画「NARUTO―ナルト―」など68点が読める海賊版サイトのリンク先を著作権者の許可を得ずに掲載し、多くの人が読める状態にした。

 飯島裁判官は、44人の著作権が侵害されて「多数の著作権者らに総体として大きな損害が発生している」とし、同様の事案の中でも相当に悪質だと判断。和宇慶被告は首謀者として、サイトを大きく有名にしたいという願望から、違法なアップロードを助長する仕組みをつくったと指摘。成合被告もネットに関する豊富な知識を生かし、サイトが摘発されないようサーバーを海外に移すなど犯行を下支えしたと認定した。

 リーチサイトをめぐっては、海賊版が読めるリンクを集めて掲載しただけで著作権法違反が成立するか識者の間でも意見が分かれていた。今回の裁判では被告側が起訴内容を争わなかったため、検察側の主張通り違法と認定された。

■リーチサイト、政府…

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