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 はい回るドロドロのあやしい塊から、宝石のような美しい姿に変わることもある、不思議な生き物「粘菌」。単細胞なのに、迷路を解く「賢さ」を持ち、「知性」とは何かを探る研究対象としても注目されている。

 ある時は、金属のように輝く小さなキノコのような姿に。またある時は、クモの巣のように広がる色鮮やかな網の目状に――。粘菌は種や成長段階によって姿形を変える。粘菌の写真集「美しい変形菌」を出版した写真家で、日本変形菌研究会の会員でもある高野丈さんは「まるで芸術品のような美しさがある。見つけたときのうれしさは宝探しのようです」と魅力を語る。

 粘菌は菌類や細菌とは異なる単細胞生物だ。森の切り株や落ち葉などに多くいるが、公園など身近な場所でも見つかる。

 独特なのは、そのライフサイク…

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