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 順天堂大が、2017年度に受賞した東京都の「女性活躍推進大賞」の優秀賞を昨年12月に返上していたことが、都への取材で分かった。女性の若手研究者を支援する環境作りや医学部の女性教授の増加が評価されて受賞したが、医学部入試で女子の合格ラインを厳しくしていたことが発覚した後に返上したという。

 都男女平等参画課によると、推進大賞は女性の活躍のために「顕著な功績」を達成した団体や個人に贈られている。17年度は五つの団体と個人が大賞に、六つの団体と個人が優秀賞に選ばれた。順大も応募の末に優秀賞となったが、不適切入試の発覚を受けて都が事情を聴いたところ、返上の意向が伝えられ、授与した盾やパネルも返された。

 順大は昨年、遅くとも08年から女子の合格ラインを男子より厳しくし、過去2年間の2次試験で女子47人を含む48人が不適切に不合格となったと発表した。会見では「(受験時の)女子はコミュニケーション能力が高い。男子を救うためだった」と説明している。(貞国聖子)