山田菜の花
全国のJR路線から消えつつある115系電車の写真展が、JR新下関駅新幹線口(山口県下関市)で開催されている。無料で、3月末までの予定。
115系は旧国鉄時代に登場した電車で、下関では1980年代から山陽線で運行している。下関総合車両所(下関市)には昨年11月現在、164両を配置。だが、老朽化のため順次新型車両と入れ替わっており、山陽線の一部のほかはJR東日本などでわずかに走るだけだ。
会場には地元の写真家、渡辺久徳さん(56)が30年余りかけて撮りためた写真の中から、えりすぐりの28枚を展示。オレンジと深緑に塗られたかつての車両や、昨年12月から運行する「ふくの本場下関」のヘッドマークを付けた黄色い車両など、115系の外装の変化を知ることができる。
渡辺さんは「通勤通学で親しまれたが、近いうちにすべて引退するはず。車両のデザイン自体は旧国鉄時代とほぼ同じで、味わいある115系の魅力を感じてほしい」と話している。(山田菜の花)
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