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 卓球の全日本選手権第5日は18日、大阪市の丸善インテックアリーナ大阪で男女シングルスの5、6回戦があり、8強が出そろった。男子は2連覇を目指す15歳の張本智和(エリートアカデミー)、10度目の優勝を狙う水谷隼(木下グループ)が、女子は2連覇を目指す18歳の伊藤美誠(スターツ)が8強入りしたが、女子で3年ぶりの優勝を目指した石川佳純(全農)は6回戦で18歳の早田ひな(日本生命)に、2年ぶりの優勝を狙った18歳の平野美宇(同)は、5回戦で14歳の木原美悠(エリートアカデミー)にそれぞれ敗れた。

バックハンドの打ち合いで劣勢

 「残念ですね。いい勉強になりました」。6回戦で喫したまさかの黒星に、過去4度の優勝経験を誇る石川佳純(全農)はうつむいた。8強を逃したのは、2006年に16強入りをかけた5回戦で敗退して以来、13年ぶり。18歳の早田ひな(日本生命)に1―4の大差で屈した。

 敗因は、バックハンドの打ち合いで劣勢に立たされたこと。「(早田は)思い切って振ってくるから、すごく威力があって。押されてしまった」。フォアハンドを軸に速いテンポで主導権を握ろうとしたが、「思うようにいかなかった」。向かってくる若手の勢いに押し切られた。

 現在の世界ランキングは、日本女子最上位の3位。ただ、全日本では一昨年の決勝で平野美宇(日本生命)に、昨年は準決勝で伊藤美誠(スターツ)に敗戦。3年連続で台頭する2000年生まれの10代選手たちに敗れたことになる。「今は誰が勝ってもそんなにおかしくない状況」と石川。高いレベルで実力が拮抗(きっこう)していることを実感する敗戦でもあった。

 「五輪のことで必死。出場権はどんどん狭き門になっている」。だから、「一喜一憂しない」。2月で26歳。五輪代表をかけた勝負の1年が始まった。(吉永岳央)