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 静岡県藤枝市の山中で昨年6月、看護師内山茉由子さん(当時29)=浜松市=の遺体が見つかった事件で、死体遺棄と逮捕監禁、営利略取の罪などで起訴された名古屋市天白区、無職鈴木充被告(43)の論告求刑公判が18日、静岡地裁浜松支部(山田直之裁判長)であった。検察側は「被告は(内山さんに)狙いを定めた張本人。計画段階から積極的に関与し、重要な役割を果たした」として懲役10年を求刑した。判決は2月15日に言い渡される。

 弁護側は「被告の立場は一貫して従属的なもの。自ら出頭し、謝罪の意思も示している」として、減刑を求めた。

 事件では他に住所不定、無職の伊藤基樹被告(28)が逮捕監禁と営利略取の罪で起訴され、昨年12月に静岡地裁浜松支部で懲役4年の判決を受け、確定した。拉致の指示役とみられ、事件発覚後に自殺した男(当時39)は殺人容疑などで書類送検されたが、容疑者死亡で不起訴となっている。

 起訴状によると、鈴木被告は昨年5月26日夕、伊藤被告や男と共謀して浜松市内の駐車場で内山さんを車ごと拉致し、同日午後9時10分ごろまで車内に監禁。翌27日、男と一緒に内山さんの遺体を藤枝市内の山中に埋めたとされる。(増山祐史)