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 三菱自動車は18日、臨時取締役会を開き、会社法違反(特別背任)などの罪で起訴された前会長カルロス・ゴーン被告(64)の不正に関する内部調査結果を発表した。日産自動車と設立した統括会社から、ゴーン前会長が非開示の報酬約10億円を不正に受け取っていたと公表。統括会社は「隠し報酬」を受け取るねらいで設立されたもので、両社の資本業務提携の直後から前会長らが設立を画策していたことも明らかにした。

 三菱自が日産と共同で進めた調査結果によると、ゴーン前会長は、両社が折半出資で2017年6月にオランダに設立した統括会社「日産・三菱BV(NMBV)」から、18年4月末から11月ごろにかけて計約782万ユーロ(約10億円)の報酬を非開示で受け取っていた。ゴーン前会長、日産の西川(さいかわ)広人社長兼CEO(最高経営責任者)、三菱自の益子修会長兼CEOの3人がNMBVの取締役に就いているが、NMBVから報酬を得ていたのはゴーン前会長だけだとしている。

 ゴーン前会長は両社が資本業務提携を発表した16年5月の直後から、日産の前代表取締役グレッグ・ケリー被告(62)らとNMBVを隠れみのにした資金工作を画策していた。NMBVの設立から半年後の18年2月に前会長を「マネージングディレクター」とする雇用契約がNMBVと結ばれ、その報酬名目で「隠し報酬」が支払われていたという。契約手続きは、前会長側近の日産秘書室の幹部が進めた。

 NMBVは両社のシナジー(相乗効果)の創出を名目に設立されており、両社が18年4月26日に「サービスフィー」として拠出した計約1562万ユーロ(約20億9500万円)の一部が「隠し報酬」の原資になっていた。ゴーン前会長は18年4月から11月まで毎月報酬を得ており、雇用契約に明記されていない、名目が不明のカネも約6200万円分支払われていたという。三菱自は、日産とともに前会長に損害賠償を請求することを検討している。

 雇用契約はNMBVの取締役会…

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