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 茨城県北茨城市中郷町の市民病院付属家庭医療センターで17日、「飲酒量低減外来」がスタートした。過剰な飲酒による心身の健康への悪影響を減らそうと、筑波大と市民病院が開設。断酒ではなく、一人ひとりの最適な飲酒量についての情報を提供するのが狙いだ。

 対象は、軽度のアルコール依存症の人や、飲酒による身体や精神への害が生じている人、純粋に飲酒量が多すぎる人など。強度の依存症とはいえず、これまで医療機関に相談しにくかった人たちを支援する。総合診療医による外来で、精神科の領域以外では全国初の取り組みだという。

 診療は毎週木曜の午前10~11時半。完全予約制で1日3人まで。通常の保険診療の範囲内で行う。依存症が強く疑われる場合は、専門医療機関を紹介することがある。まず、飲酒習慣についてテストし、飲酒習慣が適正か、健康被害や日常生活への影響が出ていないかなどを確認。その後、医師による問診やカウンセリングをする。

 筑波大地域総合診療医学准教授の吉本尚医師は「お酒のことで相談する場所がなかった。心配で何とかしたいと思っている人は多い。受診のハードルを下げ、少しでもお酒の害を減らしたい」と話している。

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http://www.asahi.com/apital/medicalnews/focus/(小松重則)