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 1949(昭和24)年の火災で焼損した金堂壁画を守り続けてきた奈良・法隆寺の収蔵庫。建造から70年近くたった鉄筋コンクリートの建物だが、大地震にも耐えられる十分な力を保持していることが耐震診断の結果、明らかになった。「古強者(ふるつわもの)の底力」に意を強くした寺は、壁画の本格公開に大きく踏み出した。

 52(昭和27)年に建造された収蔵庫は、焼損壁画や柱、梁(はり)などを金堂にあったときと同じ状態で安置する収蔵室と、資料収蔵室、陳列室から構成されている。

 寺から耐震診断を依頼された「建築研究協会」(京都市)によると、収蔵庫の南東隅が約4センチ沈み込んでいたが、それ以外は構造に影響するような亀裂やコンクリートの劣化はみつからなかった。協会の担当者は「大地震が起きても耐えられると考えていい。複雑な凹凸のない、四角い箱のような建物をつなぎ合わせた構造であることと、鉄骨などを十分に組み入れたことがよかったようだ」と話す。

 コンクリートの建物はその堅固さで地震の揺れに対抗する。しかし、建物内部にある焼損部材は木造のため、本来は地面にあわせて揺れることで地震の力を受け流す。相反する耐震構造の建造物を守るため、焼損した柱や梁はコンクリート壁に鉄棒や鋼材でつないでいる。壁画のある土壁は1面ずつ、ステンレスの枠や鋼材で補強した。

 27日に法隆寺で開かれた「法…

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