英語(リスニング)

 出題形式、出題傾向とも変化なし

【難易度】やや易化

【全体概観】

 設問数、マーク数、配点とも昨年と同じ。第4問(A・B)は、2016年からの出題形式が今年も踏襲され、Aは長めの英文(約200語)、Bは3人の会話(発言数11、総語数約300語)を聞いて、それぞれ三つの問いに答える出題形式であった。第1問の問6では、昨年と同じく適切なグラフを選択する問題が出題された。また、イラストを見ながら答える第3問Bは、博物館の来館者が展示について質問している場面、第4問Bの3人の話し合いは、新しく飼う犬をどのように探すかという場面設定だった。

 第1問の計算を要する問題やグラフを読み取る問題や、第3問Aの行動を推測する問題など、センター試験のリスニングでは、聞き取った情報をもとに適切な判断を下す思考力も求められている。

設問別分析

 【第1問】短い対話の内容に合う絵や語句を選ぶ

 例年同様、絵や数値・語句を選ぶ問題構成であった。絵については、一つはマンガのキャラクターを問う問題、もう一つは円グラフを選ぶ問題で、これまでと大きな変化は見られない。数値に関する問題も、例年どおり簡単な計算を必要とする問題であった。語句を選ぶ問題は、会話のやりとりを追いながらその内容を捉える問題で、標準的なレベルであった。

【第2問】短い対話に続く応答を選ぶ問題

 対話の最後に続く応答を選ぶ問題で、例年同様の問題構成であった。対話が行われている状況や流れを正しく判断できるかどうかが問われている。対話の内容を理解することができればおのずと正解は絞られてくるものの、対話中で正解となる語句が述べられていないという問題の性質上、戸惑った受験生もいたかもしれない。

【第3問】A 短い対話の内容について、質問に対する答えを選ぶ▽B 長めの対話の内容について、質問に対する答えを選ぶ

 Aは昨年と同じ形式で、短い対話の内容について質問に対する答えを選ぶ問題が3題出題された。いずれも状況を思い浮かべやすい内容であったが、やや難度の高い口語表現が用いられていた。Bも昨年と同様に、長い対話を聞いて三つの設問に答える形式だった。対話の内容は、博物館の入場券売り場で、来館者が係員から展示に関する説明を受けるというものだったが、ポスターから曜日、時間、料金など時や数値に関する情報を正確に把握することができたかどうかが鍵である。

【第4問】A 長めの回想文の内容について、質問に対する答えを選ぶ問題▽B 3人による長めの対話文について、質問に対する答えを選ぶ問題

 Aは昨年と同様、長めの回想文を一つ聞いて三つの設問に答える形式の問題であった。聞き取る英文の長さ、設問形式ともに昨年とほぼ同じであり、話者の置かれている状況(自転車に乗れるようになるために2人の兄から特訓を受ける)を把握できれば、十分に対処できたものと思われる。Bも昨年と同様、3人の会話を聞き取る問題で、「保護施設の犬をペットとして飼うかどうか」という話題。こちらも落ち着いて聞き取ることができれば正しい選択肢を選べたものと思われる。

新高3生へのアドバイス

 リスニングはまずは内容を理解するために必要な語彙(ごい)力、文法力などの基礎力を固めることが大切です。次に、リスニングの力は聞いた英語の量に比例して伸びます。したがって、日頃から習慣的に英語を聞く訓練を積んでおくことが大切です。特に、日本という環境の中では英語を使う、聴くことが滅多にないため、1日10分程度でも、継続して耳を鍛えることがリスニング力の向上につながります。素材は何でもかまいませんが、聞き取りに慣れていない人は、短い文や会話から始めるとよいでしょう。

 初めのうちは、次々に新しいものを聞くよりも、同じ素材を繰り返し聞いて、英語のリズムやイントネーションに慣れるようにしましょう。短文ならある程度聞き取れる人は、長めの会話や文章の聞き取りを行い、英語を英語の語順のまま処理していく力を高めましょう。様々な長さ、内容の英語を聞くことで聞き取りのスピードはさらに上がります。耳を慣らすためには、漫然と音を聞くのではなく、積極的にその音をまねて自分でも発音してみることが効果的です。文法や語彙の学習時にもしっかり声を出して読み、教科書の英語本文も声に出して繰り返し読む練習を積みましょう。ただ読むだけではなく、意味を意識しながら読むことでよりリスニング力が高まります。

 さらに、集中力を養うためには、常に展開を予測しながら耳を傾ける姿勢が大切です。すべてを聞き取ろうとするのではなく、何を聞き取るべきなのか、聞き取るポイントを定めて聞く練習をしましょう。

 全国統一高校生テストを含めて年6回実施される東進センター試験本番レベル模試を積極的に受験して、自らのリスニング力を測る物差しとしてください。

新高2生へのアドバイス

 大学入学共通テストにおいてはリスニングの得点比率が高くなり、筆記と1対1になります。そのため、しっかりとしたリスニング対策をすることは今まで以上に重要になります。まずはリスニングで話される内容を理解するために必要な語彙力、文法力などの基本を固めることが大切です。高2生のうちに、センター試験レベルの語彙や基礎的な英文法の学習は一通り終えてしまいましょう。既に終えた人も二巡三巡と繰り返し、知識を盤石なものにしていきましょう。

 次に、リスニングの力は聞いた英語の量に比例して伸びます。したがって、日頃から習慣的に英語を聞く訓練を積んでおくことが大切です。特に、日本という環境の中では英語を使う、聴くことが滅多にないため、1日10分程度でも、継続して耳を鍛えることがリスニング力の向上につながります。素材は何でもかまいませんが、聞き取りに慣れていない人は、短い文や会話から始めるとよいでしょう。

 初めのうちは、次々に新しいものを聞くよりも、同じ素材を繰り返し聞いて、英語独特のリズムとイントネーションを身につけるようにしましょう。短文ならある程度聞き取れる人は、長めの会話や文章の聞き取りを行い、英語を英語の語順のまま処理していく力を高めましょう。様々な長さ、内容の英語を聞くことでリスニングのスピードはさらに上がります。耳を慣らすためには、漫然と音を聞くのではなく、積極的にその音をまねて自分でも発音してみることが効果的です。文法や語彙の学習時にもしっかり声を出して読み、教科書の英語本文も声に出して繰り返し読む練習を積みましょう。ただ読むだけではなく、意味を意識しながら読むことでよりリスニング力が高まります。

 さらに、集中力を養うためには、常に展開を予測しながら耳を傾ける姿勢が大切です。すべてを聞き取ろうとするのではなく、何を聞き取るべきなのか、聞き取るポイントを定めて聞く練習をしましょう。

 東進の「全国統一高校生テスト」は大学共通テスト対応模試ですので、積極的に受験して、自らのリスニング力を測る物差しとしてください。(東進ハイスクール提供)

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