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 福岡県みやま市瀬高町大江の大江天満神社で20日、五穀豊穣(ほうじょう)を祈り、幸若舞(こうわかまい)が奉納された。室町時代から受け継がれている日本の伝統舞曲で、全国で現存するのはここだけとされる。国の重要無形民俗文化財に指定されている貴重な舞いを一目見ようと、約400人が訪れた。

 「幸若舞保存会」の小学生部が「濱出(はまいで)」を披露。中学生部と青年部の会員が「敦盛」「日本記」「八島」「安宅(下)」の4曲を舞った。謡いが主目的なため、舞いは動きが緩やか。鼓の音に合わせ、右の手足、左の手足を同時に交互に前に出す動きや、両手を広げたまま、前かがみの姿勢で謡う珍しい姿に観客たちは見入った。

 観客には外国人も目立った。米国人で、九州大で日本文化を研究するアシュトン・ラザラスさん(35)は「能に似ていますが、リズムや雰囲気は全然違いますね。いい意味で粗削りで、生きている文化だと感じました」と感想を語った。

 幸若舞は戦国時代、多くの武将…

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