[PR]

 埼玉県高校野球連盟は20日、春日部共栄高校(同県春日部市)野球部の本多利治監督(61)が昨年4月、練習試合中に当時2~3年の部員3人に体罰を加えていたと発表した。日本高野連は日本学生野球協会審査室会議へ本多監督の処分案を上申することを決めた。同校は春夏計7回、甲子園に出場し、1993年夏には準優勝している。

 同校によると、本多監督は昨年4月1日と3日、他校との練習試合で見逃し三振をした部員3人の顔をそれぞれ1回ずつ平手打ちしたり、蹴ったりしたという。けがはなかった。

 本多監督は80年の野球部創立時から監督を務めている。現在自宅待機しており、同校の調査に「体罰とわかっていたが、中心になってほしい選手に気合を入れるためにやってしまった」と話しているという。

 暴力行為は、2017年春ごろの野球部内でのいじめ問題を巡って同校が設置した第三者委員会の調査中に発覚した。日本高野連は県高野連の報告を受け、日本学生野球協会審査室会議への本多監督の処分案の上申を決めた。次回審査室会議は2月1日の予定。

 同校は昨秋の関東大会で準優勝し、今春の選抜大会の一般推薦校となっている。同校は「学校でも処分を検討しているが、生徒の活動を妨げるものではない」として推薦を辞退しない考えだ。

 同校の小南久芳副校長は「体罰は許されない。責任を受け止め、今後も再発防止に向けて取り組む」と話した。