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 20日に広島県であった全国都道府県対抗男子駅伝の6区から7区へのたすき渡しで、大阪の小松巧弥(たくみ)(NTT西日本)が間違えて岩手のたすきをもらうシーンがあった。

 中学生区間から大学生・社会人区間へのたすきリレー。「手を上げたらこっちに向かってきたから」と、小松はユニホームの色が似ている岩手の中学生から当たり前のようにたすきを受けた。だが、すぐに岩手の7区高橋尚弥(安川電機)が気づき、高橋と大阪の小松が2人で一つのたすきを握って走り出すことに。高橋から指摘を受けた小松は10メートルほど行ったところで慌てて中継所に逆戻りし、大阪の中学生からたすきをもらって再び走り出した。「危なかった。教えてくれんかったらそのまま行くところでした。岩手県の方には申し訳ないことをしてしまった」

 だが、これで「挽回(ばんかい)せないかん」と火がついた。岩手の高橋を含めて7人を抜く走りを見せ、順位を15位まで上げてフィニッシュ。「調子は悪かったけれど自分でもびっくりの走りができた」と話した。小松は中継所まで戻って大阪のたすきを受けて走っているため失格などの処分はなく、大阪は15位、岩手は19位となった。