大坂尚子
プロ野球オリックスの吉田正尚外野手(25)が21日、東京都内でアテネ五輪陸上男子ハンマー投げ金メダリストで東京医科歯科大教授の室伏広治さん(44)に自主トレーニングの指南を受けた。
2016年オフから続けており、これが3年目。今回は体幹を支える筋肉を鍛えるメニューが中心。独特だったのは、紙風船を使ったトレーニングだ。膨らませた紙風船をつぶさないように手のひらで支えながら、両ヒザをゴムチューブで固定し、重心を低くして前後に歩く。室伏さんは「体幹を支える筋肉も鍛えられる」と狙いを説明した。ひざを固定したままハンマーを重しとして腰にぶらさげ、片足で跳ぶ運動で体全体の安定性も鍛えた。
持病だった腰痛の手術を2017年11月に受け、昨季は初めて全143試合に出場。打率3割2分1厘、26本塁打でベストナインも獲得した25歳は「今オフはパワーアップするために早めに始動した。今季はタイトル争いをしたい」。室伏さんは「まだまだ伸びしろがある。周りの人ができないことを成し遂げてほしい。ケガをせず長くプレーすることで取れるタイトルもある。長い目でやってほしい」と期待を込めた。(大坂尚子)
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