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 仙台市泉区で昨年11月、母親(当時46)が小学2年の長女(同8)と無理心中したとみられる事件があり、父親は21日、「長女へのいじめを相談したのに学校と市教育委員会が対応しなかったことが要因」として、第三者委員会を設置して小学校の対応を調べるよう市教委に求めた。

 小学校の教頭は「いじめを認識しており、経過は市教委に報告している」と話し、佐々木洋教育長は「重く受けとめている。対応を検討する」と述べた。

 記者会見した父親によると、長女は昨年5月、いじめに遭っていると訴えた。同級生2人から登校中に置いていかれたり、家来のように扱われ、にらまれたりすることもあったという。両親から相談を受け、担任らが仲直りの握手をさせたが、いじめは続き、長女は頭痛や腹痛を訴えて校長室に登校するようになった。夏休みが終わる前には「いじめられてなにもいいことないよ しにたいよ」とメモに書いていた。

 両親は、校長や市教委に何十回も相談したといい、父親は「何ら解決となる対応をしなかった。妻は絶望していた」と述べ、「たくさんの夢を語っていた娘と、娘を一番愛していた妻がどれだけつらい思いをしていたか考えると無念でなりません」と訴えた。(山田雄介)