[PR]

(21日、サッカー・アジア杯 日本1―0サウジアラビア)

 全4試合出場となった左MF原口の果敢な突破が、先取点につながった。

 前半19分、敵陣左深くでロングパスを受け、ドリブルでしかけて、すかさずクロス。相手に当たって得たCKを冨安が頭で決めた。

 本来なら控えだったかもしれない27歳が、獅子奮迅の活躍だ。

 昨夏に森保監督が就任してから、左MFの定位置は中島(ポルティモネンセ)が担ってきた。ロシアW杯で主力だった原口にとっては「想定外」のスタメン落ち。だが、かつてはやんちゃ坊主の面もあった原口は、海外移籍や大舞台を経験し、「競争を楽しめる」大人になっていた。

 中島が大会直前でけがで離脱。その代役だということを受け止めている。「この大会はチャンス。優勝することが森保監督の信頼を完全に得ることになると思っている」。守勢に回った展開で、ドイツで鍛えた守備も生きた。今や、代えのきかない働きぶりだ。(勝見壮史)