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 南米大陸最高峰アコンカグア(標高6961メートル)の登頂とスキー滑降を目指していたプロスキーヤー三浦雄一郎さん(86)が、同行する医師のドクターストップを受け入れ、下山した。昨年11月に放送されたテレビ番組で三浦さんをインタビューした俳優の梅沢富美男さん(68)は、事務所を通じて次のとおりコメントした。

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 三浦雄一郎さんのアコンカグア登頂断念のニュースを聞き、僕は、三浦さんの決断は素晴らしい! エライ! と思いました。次のアタックを諦めていないからこその苦渋の決断だったと思います。

 以前に僕の番組、昨年11月14日放送の「梅沢富美男のズバッと聞きます」(フジテレビ系)に出演してくださったとき、(三浦さんが)60代のときにお医者さんから「余命3年」と宣言されたとお話ししてくだったんですよ。当時の三浦さんは身長164センチで90キロ超え。最高血圧は190。糖尿病に狭心症もあって、このままじゃ3年もたないって。

 でも、お父さん(三浦敬三さん)が99歳でモンブランをスキーで滑降したんだから、僕はエベレストに登ろうと思ってメタボを克服したんだと。

 3度にわたってエベレストに登頂して最高齢登頂者になることができたのも、きっと三浦さんが諦めなかったからだと思います。

 夢を持つ、そしてそのために努力する、そして決して諦めない。そうすれば何かを始めるのに決して遅いことはない。

 この年になっていろいろなことを言い訳にして、一歩を踏み出せなくなっていた僕は、三浦さんにお目にかかって頭をトンカチで殴られたような気がしました。そして先輩に勇気をもらった気がして、今回のアコンカグアへの挑戦もぜひやり遂げてほしいと応援していました。

 でも、今回このまま強行すれば、もしかしたら二度とアコンカグア登頂どころか日本に帰ることもできなかったかもしれない。ご本人は行ける自信があったそうですが、ドクターストップを受け入れて下山の決断を下されたこと、僕は素晴らしいと思っています。

 三浦さんはまだアコンカグアを諦めていない。だからこそ、いろんな思いがあっても下山を受け入れた。引き返す勇気を備えてこそ一流です。無事に帰ってきてくださって、ありがとうございます。