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 フィリピン南部ミンダナオ島で21日、2022年にも樹立される「イスラム自治政府」に参加する自治体を決める住民投票が実施された。長年対立してきた国内最大の武装勢力モロ・イスラム解放戦線(MILF)とフィリピン政府の和平合意の成果で、地域に安定をもたらすと期待されるが、一部都市では反対意見も根強くある。

 国軍や警察が検問をもうけてテロの警戒をする中、21日午前7時から投票が始まった。投票は同島西部にある5州2市と、コタバト、イザベラなどの自治体で2回に分けて実施。数日後の結果をふまえ、自治政府の参加自治体が決まる。

 自治政府は、ミンダナオで紛争を続けてきた武装勢力とフィリピン政府が、交渉でこぎ着けた答えだ。ドゥテルテ大統領も公約に掲げてきた。独自の議会や予算の権限が付与されるほか、域内のイスラム教徒にはコーランにもとづくイスラム法(シャリア)が適用される。

 MILFのムラド議長は21日…

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