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 21日午前2時ごろ、松山市一番町4丁目の愛媛県庁本館の玄関前で「人が倒れている」と県庁の警備員から110番通報があった。県警によると、拳銃のようなものを手にした男性が傷を負って倒れており、病院に搬送された。命に別条はないという。捜査関係者によると、男性は70代の元暴力団組員で、自殺を図った可能性が高いとみて調べている。

 松山東署によると、警備員が直前に複数回にわたって破裂音を聞き、敷地内を見回ったところ、男性が正面玄関前の車寄せ付近に倒れていた。

 捜査関係者によると、拳銃によるとみられる外傷が胸などに複数あった。男性が組員だった暴力団は県内に拠点を置いて活動していたが、今は解散しているという。県警は男性の容体が回復し次第、事情を聴く。

 正面玄関付近はこの日、規制線が張られて立ち入り禁止となった。現場は近くに松山市役所や小学校、オフィスなどがあり、夜は人通りが少ない。県によると、深夜や未明は庁舎に入れないが、敷地内には出入りできる。県と男性とのトラブルなどは確認できていないという。