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 政府は22日、2020年にユネスコ(国連教育科学文化機関)の世界自然遺産登録を目指す「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」(鹿児島、沖縄両県)の再推薦を閣議了解した。2月1日までに推薦書をユネスコ世界遺産センターへ提出する。

 推薦区域は、1200キロにわたって点在する琉球列島の4島内の計5カ所(計約4万3千ヘクタール)。推薦書は、西表島のイリオモテヤマネコや沖縄本島北部のヤンバルクイナなど100種近い絶滅危惧種が生息する生物多様性を強調する内容となっている。

 今夏から秋ごろにユネスコの諮問機関、国際自然保護連合(IUCN)が現地調査したうえで、20年5月ごろに登録可否の勧告を出す見通し。正式な登録の可否は同年夏の世界遺産委員会で決まる。

 「奄美・沖縄」は昨年の遺産登録を目指していたが、IUCNから区域の見直しが必要として「登録延期」の勧告を受けた。推薦をいったん取り下げ、沖縄本島北部の米軍基地返還地を推薦区域に追加するなどIUCNの指摘に沿って推薦書を手直しした。(川村剛志)