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 ロシアの連邦海洋・河川交通局は21日、同国南部クラスノダール地方とウクライナ南部クリミア半島にはさまれた黒海のケルチ海峡付近で同日夕、タンザニア船籍の2籍のタンカーを巻き込む火災が発生、少なくとも11人の乗組員が死亡し、9人が行方不明になったと明らかにした。

 タス通信などが伝えた。悪天候で不明者の捜索が難航している模様だ。

 2隻はいかりを下ろして沖に停泊し、一方の船から他方に燃料を移していたとみられる。乗組員はインドやトルコ国籍の計32人。インタファクス通信によると、ロシアの港から液化天然ガスを運んでいた。

 クリミア半島は2014年にロシアが軍を派遣して一方的に併合した。昨年11月にはロシアの国境警備隊が海峡を航行しようとしたウクライナの艦船に発砲し、乗組員らを拘束したため、両国の緊張が高まった。(モスクワ=喜田尚)