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 埼玉県羽生市の農家に生まれ、土のにおいの中で創作を続けてきた彫刻家の塩原康正さん(81)が2月、地元で初の本格的な個展を開く。田畑の土を掘る耕作が「地球を彫る」という感覚になるまで大地を愛し、60年余の活動に生かした。故郷への恩返しとも言える展覧会だ。

 自宅とアトリエは県立羽生水郷公園の北側、遠く富士山を望む与兵衛新田にある。古い農家の長男で中学のころから農作業で田畑に出た。県立不動岡高校では主に絵に取り組み、埼玉大学に進んでからは彫刻の全国公募団体である創型会を結成した中野四郎の指導を受け、彫刻の道へ進んだ。

 美術・工芸の教師として県立深谷商、羽生第一の両高校に勤務したが、米や野菜を作る農業は一貫して続けた。「地球の彫刻家」は自らの暮らしぶりを表現した言葉だ。「土にまみれる農業は実のところ、厳しく大変です」。粘土を使う彫塑(ちょうそ)の産みの苦しみと重ね合わせ、創作の喜びを表してもいる。

 作品は裸婦像が多い。「動きや…

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