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 兵庫県三田(さんだ)市の女性会社員(当時27)の切断遺体が大阪、京都両府内の民泊部屋や山中で見つかった事件の裁判員裁判で、神戸地裁(川上宏裁判長)は22日、傷害致死と死体損壊・遺棄罪に問われた米国籍のバイラクタル・エフゲニー・バシリエビチ被告(27)に懲役8年(求刑懲役13年)の判決を言い渡した。

 判決によると、バイラクタル被告は昨年2月、大阪市東成区のマンション内にある民泊部屋で女性の首を圧迫して窒息死させたうえ、女性の遺体を損壊して京都市山科区の山中や大阪市西成区の民泊部屋などに遺棄した。

 判決は「被害者に落ち度はなく、被害者の無念さは察するにあまりある」としたうえで、被告が女性を死亡させた経緯について「偶発的な犯行」と認定。遺体の損壊・遺棄行為に関しては「事件の発覚を免れるため死者への尊厳を著しくないがしろにした」と厳しく非難したが、被告が罪を認めて捜査に協力した点なども考慮し、量刑を導いた。

 女性の父親は判決後に会見し、「真実がわからないまま裁判が終わった。非常に残念」とコメントした。