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 熊本県玉名市の公立玉名中央病院が2015年4月以降、医師の勤務時間を水増しするなどして、診療報酬を不正に請求していたことがわかった。受給額は約4年間で計約8千万円に上るという。朝日新聞の取材に対し、病院側が認めた。九州厚生局と協議し、不正分を返還するという。

 病院の説明によると、不正受給していた診療報酬は、患者の血液や尿の検査について支払われる「検体検査管理加算」。常勤医や臨床検査技師の人数に応じて診療点数は4種類のランクに分かれており、同院は15年4月分から、検査に専従する常勤医1人と常勤の臨床検査技師10人がいる最も高いランクの施設だと九州厚生局に届け出ていた。

 この場合の「常勤」は「病院の就業規則で定められた1週間の所定労働時間を満たす職員を指す」(九州厚生局熊本事務所)。しかし同院では15年4月以降、所定の労働時間に満たない60代の男性嘱託医を常勤扱いにしていたという。

 病院関係者によると、同院が17年夏、九州厚生局の検査を前に調べた際、嘱託医の勤務実態が要件を満たしていないことに気づいた。その後、要件を満たすよう勤務時間の偽装を開始。出退勤を管理するシステムについて、嘱託医が休みの日は病院職員が代わりに打刻していたという。

 常勤医の要件を満たさない場合、加算される診療点数は一番低いランクになる。そのため同院が受給した約8千万円の大半が過大だった可能性がある。同院の池上隆博・事務部長は朝日新聞の取材に「返還する詳細な金額は九州厚生局に確認したい」と話した。

 また、複数の職員による代理打…

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